ろ
ボーリングコートが扇型に展開していく 。知らない女の子の隣に座って順番を待つ。タイトで短いスカートとペタペタとした革のソファの接着。彼女は座ると俺より小さく、立つと大きい。あっさりとしためちゃくちゃな一投目で床に這いつくばるような姿勢になった彼女はボールを目で追いかける。ガーター防止用の柵を交互に歪めながらいよいよボールが向かう先には、ピン型の透明なプラスチックに詰められた彼女のお気に入りの…
ああ、でもそんなことはどうでもよかった。ボールを持ってきていないと気づいて立ち上がった時には、俺はもうそこにいない。酔っているのかなと思う立ちくらみはどこか別な場所へのジャンプだった。あるいはそこはボーリングコートのあった建物(外装は銀行)の隣。
アイスクリームを食べてお腹を壊した僕は、失神気味の微睡みにこんな夢を重ねる。
数十のレールの上を慎重に横切る。止まっている列車、ここで止まる列車、今から走り出す列車、ここを駆け抜ける列車、さまざまに、無秩序に、こちらになんか気を払わないでもしかしたら僕を跳ね飛ばしても気づかないかもしれないそれらに、気をつけて歩く。向こう側の丘に座っている小さな影を目指す。
ビビビビ♪
ビビビビ♪
Fu〜⤴︎